趣味のこと、幸せのこと

ヤマギシで生まれた発達障害者が幸せについて本気だして考えてみた、というほどでもなく趣味についてやあれやこれや気ままに書くブログ

【本】アナスタシア 響きわたるシベリア杉シリーズのアナスタシアさんは普通の人

『アナスタシア』響きわたるシベリア杉(リンギングシダー)シリーズがありまして、ウラジミール・メグレというロシアの実業家が書いた本です。

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スピリチュアル界隈ではかなり話題になったみたいで、私もスピリチュアル系のブログでこの本を知りました。

内容はノンフィクションのようだけど常識的に見たら信じられないようなことがたくさん書いてあり、衝撃を受けました。ものすごく「本当の人間とは何か」「真実」について驚くべきことが書いてある作品なんですが。

たいていの人はスピリチュアルの本?やだー、て感じで読まないと思うので、少し別の角度からこの本をお勧めしたいと思います。

 

天才とは人を見下す天才のこと?

世の中に「天才」「特別スゴイ人」が出てくる漫画とか作品って多いと思います。

でも中には天才はすごいから、何をやってもいい(それこそ人殺してもいい?)ってぐらいめちゃくちゃな作品てあるじゃないですか。天才は「普通」から外れてなんぼ、みたいな。

でそういう作品に出てくる「天才」てたいてい自分以外の人間をゴミと思っているフシがあるな、てくらいめちゃくちゃ他人を見下してません?

作品の中だけじゃなく、実際にもそういう人もいそうですね。

私そういうの見るとあー、この人は人を見下す天才、他人は全てゴミと思うことにかけては天才だな、と思います。はっきり言って苦手です。

私の敬愛する『ばらかもん』のなる先輩の「なるは蝉の抜け殻集めの天才!」がまぶしいです。

 

前置きが長くなりましたが、『アナスタシア』という本には

実業家ウラジーミル・メグレは、オビ川のほとりで孤高の美女アナスタシアに出会い、タイガの森の奥深くで不思議な3日間を過ごす。

たぐいまれな美貌と叡智と超能力を備えたアナスタシアが語る、人間と自然、宇宙、そして神についての真実とは…

※本の紹介より抜粋

という感じでシベリアのタイガの森に住むアナスタシアという美女が登場するんですね。

で、このアナスタシアさんは言ってしまえば「超スゴイ人」なわけで

・シベリアのタイガの森で服をほとんど着ないですごしている(寒くないらしい)

・熊や狼などの動物たちと暮らしている、彼らと会話(意思の疎通)ができる

・走るのは(多分)ボルトより早い

・身体能力は(多分)体操金メダリストより高い

・全ての国の言葉を話せる

・聖書などあらゆる書物の内容や、過去の人が言っていたことを知っている

・過去をさかのぼって見れる

・未来も見れる

・なんなら異星にも意識だけでいける

・テレパシーで会話できる

・テレポートできる

・病気を治せる

・望む未来を意識で自由に創造できる

・愛する人に噛みつかれ「この魔女め!」と罵られても怒らない。めちゃくちゃ優しい

 

まだまだありますが書ききれないのでこんなところで。ちなみにアナスタシアはどんな美女より美しいそうです(ニッコリ)

世の中の「自分って天才!他人はゴミ!」と思っている人でこの中のどれか一つでもできるんでしょうかね?って感じ。

でも、アナスタシアの本当にすごいところは「普通の人間」だと言うんですよ、自分のことを。

2巻以降アナスタシアの読者から「女神」だ「宇宙人」だ、等言われたり崇拝されたりするのを彼女はすごく嫌がるし「私は人間よ、女性よ」「私はスターになりたくない」と繰り返し言っています。

そして自分ができることは本来人間は誰もができること、簡単なことだ、とも。

実際読んでいると彼女が起こす奇跡のようなこと、語る言葉はすごいけど、彼女自身はとても「普通」の人間に感じるんですよね。別に「悟ってます」て雰囲気じゃない。

楽しんだり、朗らかに笑ったり、でも悲しんだり、失敗して狼狽したり。

そう、彼女も失敗するんですよ!

私がこの本を読んでとても救われる気持ちになったのは、彼女が誰も人を見下さないところなんです。

私は昔から自分に自信がなくて人の目を気にしていたんですけど、そういう時の相手というのは「自分を見下す人、悪く言う人」であって、人を見下しも評価もしない人、普通にしている人のことはあまり目に入っていないんですよね。

で、「天才」コンプレックスというか「スゴイ人」に対する憧れと憎悪をこじらせてしまっていたんですけど。

『アナスタシア』を読んで、本当に自分が憧れ尊敬したい人は他の人を見下したりしない人なんだな。とようやく気付いたんですね。

そうするといかに「スゴイ」「天才」であろうと人を見下したり、小馬鹿にするような時点でまるで気にしなくてもいいし、無理に自分もその人の価値観に合わせなくてもいいやと思えたのです。

 

そんなわけで、『アナスタシア 響きわたるシベリア杉シリーズ』現在日本では6巻まで出版されていますが全巻超オススメです。

スピリチュアルとかあやしすぎww、ありえない、常識じゃない、と言わず一度読んでもらいたいですね。

まあ「スピリチュアルな事は何が何でも絶対認めない!見たらアレルギー反応起こる!」という人は無理に読まない方がいいでしょうけど。

本当「常識」「普通」と信じていることと真逆のことがおこりますので。